はじめに
Snipe-ITは、パーソナルコンピューター や プリンター などの ハードウェア、 ならびに アプリケーション などの ソフトウェア などの資産を管理するシステムです。
多くの企業では、業務に必要な設備や備品など、様々な「資産」を保有しています。
特に固定資産は、1年以上使用する目的で保有する資産価値のあるものを指し、使用する期間が長期に渡るため、会計上はその費用を減価償却することになります。経理担当者は、所有する固定資産の種類や年数などを正確に把握しておかなくてはいけません。
企業では、所有するこれらの資産を何らかのアプリケーション(例えば、Excelなど)で管理しているのが実情です。
しかしながら、社内全体でどれだけの資産があるのか管理できていないことやハードウェア/ライセンスの更新時期がわからない状況が常態化しているといった課題もあります。
Snipe-ITは、IT資産以外の消耗品等の管理もでき、前述の課題も解決可能なシステムになります。
提供している機能
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管理ダッシュボード
- 最近のアクティビティや所有しているアセット、アクセサリ、消耗品、およびコンポーネントの全体像が一目でわかります。
- チェックイン、チェックアウト、最近更新または削除されたアイテムは、最近のアクティビティ スナップショットに表示することができます。
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資産管理機能
- どの資産が誰に割り当てられているか、およびそれらの物理的な場所を簡単に確認できます。
- ワンクリックでそれらをインベントリにチェックインするか、クリックして資産の完全な履歴を表示します。現在デプロイされている資産、保留中 (新しいソフトウェアのインストール待ち、修理中)、デプロイの準備ができている資産、または保管されている資産 (紛失/盗難、破損) をすばやく簡単に確認できます。
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ライセンス管理機能
- ライセンスでも同じようにすばやくアクセスできます。マルチパック ライセンスを簡単かつスマートに処理できるようにすることで、これをさらに改善することに取り組んでいます。
- ライセンスの有効期限が近づいたときに電子メールを受信するには、電子メール アラートを有効にします。
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電子メールアラート機能
- Snipe-IT には、ユーザーと管理者向けの洗練された組み込みの電子メール通知が付属しています。
登録できる情報
個人ユーザー向けに提供されるNAVIOS Personalでは、個人が購入したソフトウェアのライセンスやパーソナルコンピューターやスマートフォンなどの購入日や購入費用などを管理することが可能です。
Snipe-ITは以下の情報を登録することが可能です。
- 資産を保有する所属部署
- 資産管理ID
- シリアル番号
- 機器のモデル
- ステータス
- 資産名
- 購入日
- 仕入先情報
- 注文番号
- 購入費用
- 保証期間
- 備考
- 既定の設置場所
- 貸出要求
- 資産の画像
- 製造元
- 仕入先
- 設置場所
- 減価償却
- カテゴリ
- モデル
- ステータス
- カスタムフィールド
詳細については、今後のコンテンツに執筆していく予定です。